イベント情報

景観ルックイン2016(第26回)

 

大牟田市政100周年

「大牟田市の世界遺産(産業遺産)を活かしたまちづくり」

 

主  催:日本建築学会都市計画本委員会(持続再生景観小委員会)

共  催:大牟田市

日  時:2016 年 8 月 23 日(火)13:00 ~ 17:30  

場  所:大牟田商工会議所会議室

 

盛会のうちに終了しました。関係各位、ご参加の皆さま、どうも有り難うございました!  

 

【主  旨】

2017年に市政100周年を迎える大牟田市は、かつては三池炭鉱の街として栄え、それに関連する産業遺産が残る。それらの内、三池炭鉱宮原坑・三池炭鉱専用鉄道敷跡・三池港は2015年7月に世界文化遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産」の構成資産となっている。三池港は現在も稼働している資産である。この他にも旧三井港倶楽部、サンデン本社(旧三池炭鉱三川電鉄変電所)、長崎税関三池税関支所などの関連資産も残り、別の用途で使い続けられている。

これらの資産は大牟田市の歴史や文化を語る重要な資源であるが、これまでは積極的な活用はなされず、世界遺産登録への盛り上がりで徐々に認識が高まってきた状況であり、少しずつ整備が進んでいる。大牟田市でも景観計画と活用計画を策定し、これから町興しの重要な資源として活用していく予定である。

景観ルックインではこれらの資産の見学を行い、ミニシンポジウムで地域住民の皆さんにも参加してもらい、産業遺産を活かした今後のまちづくりのあり方や課題について議論を深めていきたい。

 

【スケジュール】

 

13:05  大牟田駅西口集合・バス出発

 バスの中で見学行程と資産の概要を説明

 (行程:宮原坑→サンデン本社→長崎税関三池税関支所→三池港→旧三井港倶楽部)

 

15:15  大牟田商工会議所到着・休憩

 

15:30~17:30 ミニシンポジウム

 開会挨拶 

浅野  聡   (持続再生景観小委員会主査:三重大学)

       坂田 昌平   (大牟田市副市長)

 話題提供

       大牟田の景観について     大森洋子  (久留米工業大学)

                     産業遺産とまちづくりについて 坂井 義哉 (大牟田市世界遺産登録・文化財室主査) 

                      山口 晃  (大牟田市産業振興課課長) 

 パネリスト

坂井 義哉 (大牟田市)

山口  晃 (大牟田市)

入江祐二郎 (NPO法人 三池港未来のまちづくり会 理事長)

中野 浩志 (大牟田・荒尾 炭鉱のまちファンクラブ 理事長)

三宅  諭 (岩手大学)

阿部 大輔   (龍谷大学)

 コーディネーター

大森 洋子   (久留米工業大学)                           

 

 18:00~20:30 懇親会

 

【参加者】 
会員 17名、会員外3名、学生9名  計36名(運営協力者含む)
なお、ミニシンポジウムには60名程が参加
 

旧三井港倶楽部でのガイダンスの様子

 

 

三池炭鉱宮原坑・三池炭鉱専用鉄道遺跡での

ガイダンスの様子

 

ミニシンポジウムの様子:

 

世界遺産登録を契機とした今後の大牟田市の

景観形成やまちづくりの方向性について話し

合いました。

 

多くの一般市民の方々のご参加もあり、関心

の高さが感じられました。