景観ルックイン2017(第27回)
「水の都ひろしまの景観まちづくり」
主 催:日本建築学会都市計画本委員会(景観マネジメント小委員会)
共 催:広島大学
日 時:2017 年 8 月 30 日(水)13:00 ~ 17:30
場 所:川の駅(京橋川左岸 駅前大橋下流 猿猴川左岸緑地)
盛会のうちに終了しました。関係各位、ご参加の皆さま、どうも有り難うございました!
太田川デルタと瀬戸内海という水資源に縁取られた都市、広島は水の都として知られています。また、広島では原爆ドームや宮島という有名な資源以外にも、城下町として栄えた歴史を持つなど、多種多様な建築やまちなみがあります。歴史や文化に育まれた水辺の風景と、個性的な建築やまちなみが、水の都の美しく魅力的な景観を生み出しています。また、こうした水の都ひろしまの景観づくりは、行政(国、県、市)・市民・民間事業者らの多面的な取り組みで構成されています。オープンカフェ事業などの規制緩和や社会実験を取り込んだ水辺の賑わいづくり、雁木タクシーなど市民、民間による水上交通の取り組み、行政や専門家による魅力的な風景をつくる水辺デザインやルールづくり、広島の素敵な建築物やまちなみを紹介し、建物めぐりの活動を展開するアーキウォーク広島の取り組みなど、多様な主体がそれぞれ展開しているのが特徴といえます。
今回の景観ルックインでは、水の都ひろしまに焦点をあて、まち歩きとミニシンポジウムを通して、その魅力あふれる景観まちづくりについて学び、今後の展望などを議論します。
13:00 集合(場所:ホテルフレックス)
JR 広島駅・広島電鉄本線広島駅から徒歩10分
13:00~13:50 まちあるき
京稲川の雁木群→水辺の独立型カフェ: 京橋R-win→銀山町電停→電車移動→紙屋町東電停
13:50 再集合(NTTクレド基町ビル)
13:50~15:30 まちあるき 2
基町高層アパート→基町ポップラ: POP ' La通り→基町環境護岸→原爆ドーム前
16:00~17:00 ミニシンポジウム(場所:サテライトキャンパスひろしま)
開会挨拶
嘉名光市(大阪市立大学)
話題提供・パネリスト
山崎学( 一般社団法人 空の下おもてなし工房)
福馬晶子(アーキウォーク広島)
金澤正裕(広島市都市整備局都市計画課都市デザイン担当課長)
コーディネーター
田中貴宏(広島大学)
閉会挨拶
栗山尚子(神戸大学)
17:30~19:00 懇親会
会員13名、会員外3名、学生会員18名 計34人(運営協力者含む)
なお、ミニシンポジウムには40名程度が参加
京橋川の雁木群と、河川区域における日本初の独立店舗型オープンカフェを見学しました
水辺と都市を緩やかにつなぐ基町環境護岸は市民に愛され・利用される空間に育っている
護岸には手摺を設けない工夫、雁木状に階段をつけた水制工など、きめ細やかなディテールが際立つ
ミニシンポジウムの様子:
「水の都ひろしま」をテーマにしながら、広島市の景観形成の取り組み、建築公開イベントの推進、市民の水辺景観づくりなどについて意見交換を行いました